サラリーマン力士

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

サラリーマン力士 (さらりいまんりきし)とは、出世欲がなく、関取維持のため、稽古も中途半端で、取組も淡白な大相撲力士である。

概要[編集]

大相撲は見ている立場からすればひいきの力士が勝ち続け、優勝することが最高の喜びであるが、壁となる強豪力士がいると理想とは異なる結果となる。弱点を克服してさらに強くなってくれればよいが、その努力をせずに現状で満足してしまう力士が多い。八百長番付を維持している説もあるが、真相は不明。

平幕十両は枚数の差による給与格差は無く、関取から陥落しない限り多額の月給賞与の支給を受けられるので、サラリーの上がる三役に無理に出世をしなくても生活はできる。公傷救済の無くなった現在は無理をして怪我をして関取から陥落するより、勝ち目がなければあっさりと土俵を割った方が良いと考えるようになった。

他のスポーツ選手[編集]

人間の考えることは同じことで、そこそこの実績が出せればそれで満足してしまう。

評価[編集]

楽をしたいと思うのは人情であり、これを第三者が強く非難することはできないが、プロスポーツと割り切るならば「見せるスポーツ」として努力することを願いたいものである。
ただ、看板大関もいた江戸の勧進相撲のように、「見せる」興行に偏るのも考えもので、1926年以前のように日本のプロ相撲に競争原理を導入するのも一つのテと感じる。

労働基準法について[編集]

力士の本分は本場所での活躍である。プロスポーツ選手である以上、結果を残さなければならない。しかし、「もっと努力しろ」というのは本場所とは関係なく、パワーハラスメントに抵触する恐れがある。また日本国憲法の「奴隷的拘束」にも抵触し、そのような意味で「もっと稽古しろ」というのは憲法違反に該当する可能性がある。

関連項目[編集]