タモロコ

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タモロコ
分類
コイ目
コイ科
亜科カマツカ亜科
タモロコ属
G. elongatus
亜種タモロコ
名称
学名Gnathopogon elongatus elongatus
(Temminck et Schlegel, 1846)
和名タモロコ (田諸子)
保全状況
環境省レッドリスト絶滅


タモロコとは、コイ目コイ科の淡水魚で、Gnathopogon elongatusの基亜種である。

形状[編集]

体長は、10cmほど。体色は白身がかった褐色。

ホンモロコモツゴに似ているが、体形が少し太く、頭部が丸く、鰓耙数が少ない[注 1]事で見分けることが出来る。

口髭は1対である。下方に口がある。尾ビレの付け根に黒紋がある。

生態[編集]

静岡県新潟県以西の本州四国九州に分布する。関東地方東北地方に移入されている。

動物食よりの雑食性である。

繁殖は、4~7月に水路や水田で行われ、ヤナギや水草に1.3cmの卵を産む。

分類[編集]

本種は、テミンクとシュレーゲルにより日本動物誌内で記載された。

mtDNAから3系統に別れる。これらは別種の可能性があり、E1系統はタモコロで、E2系統は未記載種、E3系統はスワモロコと思われる。

人との関係[編集]

タモロコは、食用になり、養殖も行われている。

脚注[編集]

注釈
  1. タモロコは6~12本だが、ホンモロコは16~20本。