大阪市立扇町高等学校

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大阪市立扇町高等学校(おおさかしりつ おうぎまちこうとうがっこう)は、大阪府大阪市北区中之島にあった公立高等学校である。

概要[編集]

中之島5丁目のなにわ筋西側にあった市立高校。1921年に大阪市立実践高等女学校として開校し、市立高等女学校→扇町高等女学校への改称を経て、1948年の学制改革で全日制普通科高校の扇町高等学校となった。学校名は旧制学校時代の所在地である北区北扇町に由来。

2000年代に入って公立の中高一貫校設置構想が浮上。これに伴い扇町高校と他校と合併せずに単独で中高一貫校を設置することを検討していた大阪市立此花総合高等学校の2校を統合して此花区西九条に大阪市立咲くやこの花中学校・高等学校を新設することが決定。2008年度新入生を最後に募集を停止し、全在校生が卒業した2010年3月に閉校した。なお学校施設は2008年4月に咲くやこの花高等学校の校舎へと移転し、閉校を迎えた。

閉校後の学校施設は東日本大震災発生時に救援物資の集積センター・発送拠点として利用された後、2015年秋から解体工事が施工された。跡地は中之島西部地域向けの小中一貫校の新設用地として利用される予定だったが、計画変更で小中一貫校は中之島6丁目の関電不動産所有地に新設されることになって土地交換が実施され、扇町高校跡地の一部は民有地となった。