えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
日本海ひすいラインから転送)
ナビゲーションに移動 検索に移動
日本海縦貫線 > えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン
えちごトキめき鉄道
第一種鉄道事業者
日本貨物鉄道(JR貨物)
(第二種鉄道事業者)
日本海ひすいライン
ET122 5 at Tomari St.jpg
日本海ひすいラインで運転されるET122形気動車
基本情報
日本国旗.png日本
所在地新潟県
種類普通鉄道在来線第三セクター鉄道
起点市振駅
終点直江津駅
駅数13駅
開業1911年7月1日 (1911-07-01)
経営移管2015年3月14日
所有者鉄道院→鉄道省
運輸通信省運輸省
日本国有鉄道(国鉄)→
西日本旅客鉄道(JR西日本)→
えちごトキめき鉄道
運営者えちごトキめき鉄道
第一種鉄道事業者
日本貨物鉄道(JR貨物)
(第二種鉄道事業者)
使用車両使用車両を参照
路線諸元
路線距離59.3 km
軌間1,067 mm (3 ft 6 in)
線路数複線
電化方式交流20,000 V・60 Hz
(市振駅 - えちご押上ひすい海岸駅間)
直流1,500V
(えちご押上ひすい海岸駅 - 直江津駅間)
いずれも架空電車線方式
最高速度110 km/h (68 mph)

えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン(えちごトキめきてつどうにほんかいひすいライン)は、新潟県上越市直江津駅と新潟県糸魚川市市振駅を結ぶ第三セクター鉄道路線である。

概要[編集]

トンネルが非常に多い。

運行本数は1-2時間に1本程度。 糸魚川駅より西を走行する列車は後述の急行を除き全ての列車があいの風とやま鉄道の泊駅まで乗り入れる。

元々は数少ない新潟県内のJR西日本在来線だった北陸本線で、かつてははくたか北越、寝台特急のトワイライトエクスプレスなどが走る特急街道だったが、北陸新幹線開業時に全て廃止されている。

北陸新幹線の開業でJRから経営分離され、JR東日本信越本線妙高高原 - 直江津間を引き継いだ妙高はねうまラインと共にえちごトキめき鉄道に移管された。

運行形態[編集]

全区間電化されているがえちご押上ひすい海岸駅付近に交直デッドセクションがあるため直流の電車や交流の電車は一部区間しか走れない。

北陸新幹線開業に向け、糸魚川(もしくは魚津)以東の直流転換の置き土産をしなかったことや交直流電車は値段が高くこの区間の輸送密度が低いことから、ここみたいにほとんどの列車に気動車が使用されている。

朝の市振方面と夜の糸魚川方面の2往復のみIRいしかわ鉄道金沢駅からあいの風とやま鉄道線を経由して糸魚川駅まで運転する列車がある。

この列車はあいの風とやま鉄道の521系を使用するため数少ない電車での運用。

日本海縦貫線の貨物列車はJR貨物第2種鉄道事業者として全区間で運行している。

急行[編集]

詳細は「観光急行 (えちごトキめき鉄道)」を参照

日本海ひすいラインでは2021年(令和3年)7月から急行の運転が開始された。

車両はJR西日本から購入した413系455系

土休日のみの運転で運転本数は直江津 - 糸魚川の運用が1往復、直江津 - 市振の運用が1往復。

観光列車の扱いで乗車には急行券が必要。

急行の停車駅は直江津-糸魚川-市振。

駅一覧[編集]

便宜上、市振側の全旅客列車が乗り入れるあいの風とやま鉄道線・泊駅 - 市振駅間も合わせて記載する。

路線名 電化方式 駅名 営業キロ 接続路線 所在地
駅間 累計
交流電化 泊駅 - 9.4 あいの風とやま鉄道あいの風とやま鉄道線(富山方面) 富山県
下新川郡
朝日町
越中宮崎駅 4.7 4.7  
市振駅 4.7 0.0   新潟県 糸魚川市
日本海ひすいライン
親不知駅 8.6 8.6  
青海駅 5.3 13.9  
糸魚川駅 6.6 20.5 西日本旅客鉄道Shinkansen jrw.png 北陸新幹線大糸線南小谷まで〉
えちご押上ひすい海岸駅 1.6 22.1  
直流電化 梶屋敷駅 2.7 24.8  
浦本駅 3.5 28.3  
能生駅 5.1 33.4  
筒石駅 7.5 40.9  
名立駅 4.2 45.1   上越市
有間川駅 4.2 49.3  
谷浜駅 3.4 52.7  
直江津駅 6.6 59.3 えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン妙高高原方面〉
東日本旅客鉄道信越本線新潟方面〉
北越急行ほくほく線[* 1]
  • ※:泊駅 - 市振駅間はあいの風とやま鉄道線。
  1. 北越急行ほくほく線は正式には信越本線犀潟駅が終点だが、大半の列車が直江津駅に乗り入れる

線内13駅のうち、有人駅は糸魚川駅・直江津駅・能生駅の3駅のみで(いずれも直営)、それ以外の10駅は全て無人駅である。このうち終日駅係員が配置されるのは直江津駅のみで、糸魚川駅と能生駅は早朝・深夜は係員無配置となる。

廃止信号場[編集]

いずれも旧線上・新旧切替点に所在。

  • 風波信号場 : 1966年(昭和41年)廃止・市振駅 - 親不知駅間(市振駅から5.9 km、親不知駅まで2.5 km)
  • 黒岩信号場 : 1966年(昭和41年)廃止・親不知駅 - 青海駅間(親不知駅から4.2 km、青海駅まで1.1 km)
  • 姫川信号場 : 1968年(昭和43年)廃止・青海駅 - 糸魚川駅間(青海駅から3.2 km、糸魚川駅まで3.5 km)
  • 木浦信号場 : 1969年(昭和44年)廃止・浦本駅 - 能生駅間(浦本駅から4.1 km、能生駅(旧)まで1.5 km)
  • 百川信号場 : 1969年(昭和44年)廃止・能生駅 - 筒石駅間(能生駅(旧)から4.3 km、筒石駅(旧)まで2.1 km)
  • 西名立信号場 : 1969年(昭和44年)廃止・筒石駅 - 名立駅間(筒石駅(旧)から4.1 km、名立駅(旧)まで2.5 km)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

北陸新幹線
旧・東日本旅客鉄道(JR東日本)信越本線
JRバス関東碓氷線
しなの鉄道 しなの鉄道線北しなの線
えちごトキめき鉄道 妙高はねうまライン
旧・西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸本線
えちごトキめき鉄道 日本海ひすいライン
あいの風とやま鉄道 あいの風とやま鉄道線
IRいしかわ鉄道 IRいしかわ鉄道線
ハピラインふくい ハピラインふくい線
東北新幹線
旧・東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線
IGRいわて銀河鉄道 いわて銀河鉄道線
青い森鉄道 青い森鉄道線
九州新幹線
旧・九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線
肥薩おれんじ鉄道 肥薩おれんじ鉄道線
北海道新幹線
旧・北海道旅客鉄道(JR北海道)江差線
道南いさりび鉄道 道南いさりび鉄道線
路線
営業路線 ■ 北陸新幹線 - 北陸本線(米原 - 敦賀) - 小浜線 - 越美北線 - 七尾線 - 氷見線 - 城端線 - 高山本線 - 大糸線糸魚川 - 南小谷
廃止路線 北陸本線(敦賀 - 福井 - 大聖寺 / 大聖寺 - 金沢 - 倶利伽羅 / 倶利伽羅 - 富山 - 市振 / 市振 - 直江津(敦賀 - 金沢間は2024年、金沢 - 直江津間は2015年転換) - 七尾線(和倉温泉以北)(1991年転換・2001年部分廃止) - 能登線(1988年転換・2005年廃止) - 富山港線(2006年転換)
車両基地・車両工場 金沢総合車両所 - 白山総合車両所
乗務員区所(鉄道部除く) 金沢新幹線列車区 - 金沢列車区
鉄道部・地域鉄道部
現有組織 敦賀地域鉄道部 - 福井地域鉄道部 - 七尾鉄道部 - 北陸広域鉄道部
廃止組織 小浜鉄道部 - 越前大野鉄道部 - 高岡鉄道部 - 富山鉄道部 - 富山地域鉄道部 - 糸魚川地域鉄道部
本線(米原 - 金沢間) JR-A 北陸本線
移管路線
敦賀 - 大聖寺間 ハピラインふくい線
大聖寺 - 倶利伽羅間 IRいしかわ鉄道線
倶利伽羅 - 市振間 あいの風とやま鉄道線
市振 - 直江津間 えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン
金沢 - 直江津間は北陸新幹線開業により第三セクターへ移管。
敦賀 - 大聖寺間はハピラインふくいへ移管決定。
大聖寺 - 金沢間はIRいしかわ鉄道が延伸。