JR氷見線

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

西日本旅客鉄道
日本貨物鉄道
氷見線
基本情報
日本国旗.png日本
所在地富山県
種類普通鉄道在来線地方交通線
起点高岡駅
終点氷見駅
駅数8駅
電報略号ヒミセ[1]
開業1900年12月29日
最終延伸1912年9月19日
所有者西日本旅客鉄道あいの風とやま鉄道(予定)
運営者西日本旅客鉄道
日本貨物鉄道
車両基地金沢総合車両所富山支所高岡運転派出
使用車両使用車両の節を参照
路線諸元
路線距離16.5 km
軌間1,067 mm狭軌
線路数単線
電化方式全線非電化
閉塞方式特殊自動閉塞式
保安装置ATS-SW
最高速度85 km/h

氷見線(ひみせん)は、富山県高岡市高岡駅から富山県氷見市氷見駅に至る西日本旅客鉄道(JR西日本)、日本貨物鉄道鉄道路線地方交通線)である。

概要[編集]

あいの風とやま鉄道高岡駅を起点に氷見駅を結ぶ。通勤、通学客の利用が多いが、行楽客の姿も多い。

今後10年以内にあいの風とやま鉄道に移管されることが決定している。

沿革[編集]

詳細は「氷見線の歴史」を参照

沿線状況[編集]

高岡駅の北側7番線が氷見線ホームだが、あいの風とやま鉄道の6番線から発車する列車もある。

路線は富山県道58号高岡小杉線の跨線橋をくぐり、旧北陸道と平面交差する。北東に進路を取って富山県道44号富山高岡線の下をくぐり、越中中川駅に到着する。付近には富山県立高岡工芸高等学校富山県立高岡高等学校高岡古城公園がある。藤内地区を進み、国道8号の跨線橋をくぐり、能町駅に到着する。ここから北東へ貨物線である新湊線が分岐する。万葉線国道415号の跨線橋をくぐり、[2]小矢部川を渡ると伏木駅に到着する。ここまで並行してきた富山県道24号伏木港線と平面交差して建設費低減のために有力な藤内地区らしく民家の軒をかすめるように進んで進行方向を変えて伏木郵便局を左に見て富山県道245号中道国分線を平面交差し、越中国分駅に到着。ここから内陸部に国道415号と並行して進む。南側の高台に富山県立伏木高等学校がある。ここから二上丘陵富山湾に落ちる岩崎鼻をトンネルで抜けると路線は富山湾に沿い、男岩女岩義経岩が浮かぶ景勝地を通過して雨晴駅に至る。ここから海岸平野となり、国道415号は内陸部に入り、雨晴・松太枝浜、松太枝浜、島尾、松田江浜の海水浴場が広がり、氷見市内に入る。島尾駅からやや海から離れるが、ほぼ海岸線と並行し、氷見海浜植物園の脇をかすめて仏生寺川を渡り、氷見駅に到着する。ここは氷見市郊外であるが、建設費が底をつき、いくら藤内地区といえども土地を買収することはできず、北へ進むことはできなかった。

ダイヤ[編集]

線内のみ、1-2時間に1本の運行。

将来は、あいの風とやま鉄道に移管される見込みで、移管後パターンダイヤ化する構想が示されている。

駅一覧[編集]

  • ◇:貨物取扱駅(定期貨物列車の発着なし)
  • 旅客列車は全列車普通列車(全駅に停車)
  • 線路(全線単線) … ◇・∨:列車交換可、|:列車交換不可
  • 全駅富山県内に所在
駅名 駅間
営業キロ
累計
営業キロ
接続路線 線路 所在地
高岡駅 - 0.0 西日本旅客鉄道城端線
あいの風とやま鉄道あいの風とやま鉄道線
万葉線高岡軌道線高岡駅停留場
高岡市
越中中川駅 1.7 1.7  
能町駅 2.4 4.1 日本貨物鉄道新湊線(貨物線)
伏木駅 3.2 7.3  
越中国分駅 1.7 9.0  
雨晴駅 1.9 10.9  
島尾駅 2.6 13.5   氷見市
氷見駅 3.0 16.5  

なお1970年代後半時点では越中国分駅以外にはすべて駅員がいるという、日本全国のローカル線の中では珍しい存在だった。

今後[編集]

本のアイコン.pngよみものプロジェクトのライターが『氷見線LRT化に関する諸問題』を執筆しています。

本路線では城端線と共にLRT化が検討されているが、多くのリスクもあり頓挫し、鉄道線としては存続することになった。いずれにせよ新車投入が確定したので、同線のキハ40はそれまでの命。ただし、あいの風とやま鉄道への移管が10年以内に行われることが確定しており、JRの路線としても終焉を迎えることになる。

脚注[編集]

  1. 日本国有鉄道電気局 『鉄道電報略号』、1959年9月17日、21頁。
  2. 旧道の対港橋1943年に完成した石造アーチ橋

外部リンク[編集]

路線
営業路線 ■ 北陸新幹線 - 北陸本線(米原 - 敦賀) - 小浜線 - 越美北線 - 七尾線 - 氷見線 - 城端線 - 高山本線 - 大糸線糸魚川 - 南小谷
廃止路線 北陸本線(敦賀 - 福井 - 大聖寺 / 大聖寺 - 金沢 - 倶利伽羅 / 倶利伽羅 - 富山 - 市振 / 市振 - 直江津(敦賀 - 金沢間は2024年、金沢 - 直江津間は2015年転換) - 七尾線(和倉温泉以北)(1991年転換・2001年部分廃止) - 能登線(1988年転換・2005年廃止) - 富山港線(2006年転換)
車両基地・車両工場 金沢総合車両所 - 白山総合車両所
乗務員区所(鉄道部除く) 金沢新幹線列車区 - 金沢列車区
鉄道部・地域鉄道部
現有組織 敦賀地域鉄道部 - 福井地域鉄道部 - 七尾鉄道部 - 北陸広域鉄道部
廃止組織 小浜鉄道部 - 越前大野鉄道部 - 高岡鉄道部 - 富山鉄道部 - 富山地域鉄道部 - 糸魚川地域鉄道部