最高学府

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最高学府(さいこうがくふ)とは教育機関の中でも、最も程度の高い学問を学ぶところである。

概要[編集]

現代日本では高等教育のうち大学を意味する。日本においては、1869年(明治2年)から1870年(明治3年)までの大学校が政府直掌の最高教育機関、1877年(明治10年)から1897年(明治30年)までの東京大学→帝国大学が日本で唯一の大学であり、その期間においては最高学府とは前述の東京大学などを意味する言葉となる。
1897年以降の日本においては、最高学府には京都大学などといった他の大学も含まれ、戦後は大学学部の上位課程として大学院が複数の大学にあるため、東京大学のみを指す言葉ではなくなっている[1]

マスコミなどで最高学府とは東京大学であるとされることがあるが、これは間違いである。東京大学を最高学府としたならば、この言葉によって大学の序列をつけるということになってしまう。大学受験難易度においては東京大学が一番高いものの、目指す方向が定まっている人ならば、それに強い東京大学以外の大学を目指すということもあるためである[2]

同地・国に高等教育を教える学校が存在しない場合は、中等教育を教える学校が最高学府となることもある。
この考えでいけば、国内で高等学校が1校しかない離(ex.喜界島中通島)では、「島の最高学府」は当該地の高校となる。

関連項目[編集]

脚注[編集]