JR大糸線 (JR西日本)

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JR大糸線 > JR大糸線 (JR西日本)
西日本旅客鉄道(JR西日本)
(南小谷 - 糸魚川間)
大糸線 (JR西日本)
基本情報
通称大糸北線
日本国旗.png日本
所在地長野県新潟県
種類普通鉄道地方交通線
起点南小谷駅
終点糸魚川駅
駅数9駅
電報略号オイセ
所有者西日本旅客鉄道
運営者西日本旅客鉄道(JR西日本)
(南小谷 - 糸魚川間)
使用車両使用車両を参照
路線諸元
路線距離35.3 km
軌間1,067 mm
線路数単線
電化方式全区間非電化
閉塞方式特殊自動閉塞式
保安装置ATS-SW(南小谷 - 糸魚川)
最高速度95 km/h

本稿では、通称「大糸北線」と呼ばれる「大糸線JR西日本区間」について記述する。

概要[編集]

大糸線のJR西日本が管轄する区間。全線非電化で単線となり、列車の本数も少なく、赤字路線としても有名な路線であり、別名「大糸北線」。

豊かな木々の葉や雪景色など、四季を通して楽しむことができる。

当路線は「赤字2億円」と言われる大赤字路線。長野県と新潟県の在来線で唯一のJR西日本路線だが、廃止になる可能性が高くなっている。その後、新潟県糸魚川市によって大糸線応援隊が結成。廃止にならないような取り組みを行っている。

2022年、大糸線は全線開業65周年を迎えた。それによりJR東日本による記念列車が走ることになる。だが、JR西日本管轄の当区間には乗り入れず、JR東日本区間の松本 - 南小谷のみの運行となり、完全に分断されてしまった形となる。

また乗り入れる日を願って。そんな大糸北線である。

使用車両[編集]

現在[編集]

過去[編集]

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運行形態[編集]

現在は、各駅停車のみが運行している。そのため、糸魚川市内、あるいは小谷村内のローカル路線としての色が強くなっている。

かつては急行「白馬」も運行していて、松本と糸魚川を結ぶ交通機関として存在感を持っていたが、1982年以降運行していない。なお、1964年時点の停車駅は、南小谷、平岩、糸魚川であった。

駅一覧[編集]

  • 全列車普通列車(全駅に停車)
  • ◇=列車交換可能。それ以外は不可能。
駅名 駅間
営業キロ
累計営業キロ 接続路線 線路 所在地
南小谷
から
松本
から
南小谷駅 - 0.0 70.1 東日本旅客鉄道JR大糸線 (JR東日本)(松本方面) 長野県
北安曇郡
小谷村
中土駅 4.0 4.0 74.1  
北小谷駅 4.4 8.4 78.5  
平岩駅 6.5 14.9 85.0   新潟県
糸魚川市
小滝駅 6.8 21.7 91.8  
根知駅 3.6 25.3 95.4  
頸城大野駅 4.9 30.2 100.3  
姫川駅 1.9 32.1 102.2  
糸魚川駅 3.2 35.3 105.4 西日本旅客鉄道:■ 北陸新幹線
えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン
  • 糸魚川駅在来線はえちごトキめき鉄道直営駅。この区間の中間駅はすべて無人駅であるため、JR西日本の社員が常時配置されている駅はない。

接続路線[編集]

運行状況[編集]

単線のため、通し列車は本数も2 - 3時間に1本と少なく、多客期に2両となる以外は原則単行(1両)での運行となる。1日の運行本数は南小谷 - 平岩間で7往復、平岩 - 糸魚川間で9往復。一部区間ではJR西日本お得意の必殺徐行を行う。

その他[編集]

JR西日本は、南小谷~糸魚川間の廃止の可能性を示していて、2022年2月3日に、2022年3月から存廃議論をJR西日本と沿線自治体の間で行うと発表された。

沿線自治体の1つ、糸魚川市は廃線に反対しているが、ここまでの大赤字路線をJR東日本やえちごトキめき鉄道に移管するのは厳しく、JR西日本は廃止の方針を示していて、さらに松本糸魚川連絡道路という大糸線以上の超赤字道路の計画もあるので鉄道としての存続は厳しいかもしれない。それでもトキ鉄の鳥塚亮社長はやる気であり、取材において「移管して白馬エクスプレスを走らせたい」と観光路線に仕立てたい旨を述べた。

北陸新幹線全通まででも、金沢・富山〜白馬の最短ルートを構成していた。北陸新幹線の全通後は、大阪・京都〜白馬の最短ルートとなっている。

関連項目[編集]

JR東地区 大糸南線
JR西地区 大糸北線
乗り入れ路線 中央本線 - 辰野支線 - 篠ノ井線 - 中央西線
接続路線 篠ノ井線 - 北陸新幹線 - 日本海ひすいライン
路線
営業路線 ■ 北陸新幹線 - 北陸本線(米原 - 敦賀) - 小浜線 - 越美北線 - 七尾線 - 氷見線 - 城端線 - 高山本線 - 大糸線糸魚川 - 南小谷
廃止路線 北陸本線(敦賀 - 福井 - 大聖寺 / 大聖寺 - 金沢 - 倶利伽羅 / 倶利伽羅 - 富山 - 市振 / 市振 - 直江津(敦賀 - 金沢間は2024年、金沢 - 直江津間は2015年転換) - 七尾線(和倉温泉以北)(1991年転換・2001年部分廃止) - 能登線(1988年転換・2005年廃止) - 富山港線(2006年転換)
車両基地・車両工場 金沢総合車両所 - 白山総合車両所
乗務員区所(鉄道部除く) 金沢新幹線列車区 - 金沢列車区
鉄道部・地域鉄道部
現有組織 敦賀地域鉄道部 - 福井地域鉄道部 - 七尾鉄道部 - 北陸広域鉄道部
廃止組織 小浜鉄道部 - 越前大野鉄道部 - 高岡鉄道部 - 富山鉄道部 - 富山地域鉄道部 - 糸魚川地域鉄道部